脳卒中初期診療に対する係わる様々な診療または観察プロセスの中から、ニーズの高いプロセスを抽出し、これらを模擬患者やシミュレーターを用いたシミュレーション研修により学習するための研修コースが、”ISLS(Immediate Stroke Life Support)コース”です。
患者本人や家族による症状の早期発見から、救急隊による観察、病院搬送、専門医による決定的治療の各プロセスの中で、最も標準化の遅れている救急外来(ER)に係る部分を対象とし円滑な医療チームの連携を目標としています。
脳卒中の75%を占めるといわれる虚血性脳病変(脳梗塞)への画期的な治療が可能となったことも背景にあり、発症現場から医療機関まで脳卒中指向型の救急医療体制を速やかに構築する必要性が強調されています。
そこで、脳卒中に対する病院前救護の体系化・標準化されたのが脳卒中病院前救護(PSLS: Prehospital Stroke Life Support)です。
ISLSコースガイドブック
監修:日本救急医学会・日本神経救急学会
編集:「ISLSコースガイドブック」編集委員会
定価3,150円(税込)
ISBN4-89269-559-9
改訂PSLSコースガイドブック
監修:日本臨床救急医学会
編集協力:日本救急医学会・日本神経救急学会
編集:脳卒中病院前救護ガイドライン検討委員会
定価1,680円(税込)
ISBN978-4-89269-638-1